これから結婚式を挙げようと考えている新郎新婦さまなら、「忌み言葉」というワードを一度くらいは見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
「忌み言葉」というワードを初めて見た!聞いた!という方でも、その字面からある程度どんなものなのか想像できるかもしれませんね。
この記事では、結婚式のシーンでNGワードとなってしまう忌み言葉について、具体的にどんな言葉が該当するのかまとめました。
また、忌み言葉を似た意味の言葉に言い換える場合のポイントについてもお伝えします。
結婚式ムービーのコメントを考えるときの忌み言葉チェックに役立ててみてくださいね!

とくに言葉が文字として目に入ることになる結婚式ムービーのコメントにおいて、忌み言葉のチェックは欠かせません!
この記事で分かること
- 忌み言葉の具体例とおすすめの言い換え
- 結婚式のシーンにふさわしくない言葉や表現
- 結婚式ムービーに使用するコメントの作成手順
忌み言葉とは

結婚式などお祝い事のシーンで使用すると縁起が悪いとされている言葉を「忌み言葉」といいます。
不幸なことや不吉なことを連想させる言葉や、別れや区切りを意味する言葉・表現などが忌み言葉に該当します。
忌み言葉ではなくても結婚式にふさわしくない言葉は多数存在します。知らずに使ってしまいゲストを不快な気持ちにさせてしまったり場をしらけさせてしまったりすることのないよう、しっかり確認していきましょう!
【NGワード集】結婚式ムービーのコメントに使ってはいけない忌み言葉まとめ

忌み言葉は4つの種類に大きく分類できます。言葉をひとつひとつ確認するのは大変ですが、大きなくくりでイメージしておくと使っても大丈夫かどうか判断しやすくなるでしょう。なかには「え?これも忌み言葉??」というような区分もあり、昨今ではそれほどシビアではなく寛容になってきている傾向があります。
忌み言葉①不幸を連想させる言葉
結婚式というお祝い事のシーンにおいて「死」を代表とするような不幸を連想させる言葉は絶対的タブーのひとつです。以下にまとめた忌み言葉は誰にとっても避けるべき言葉になるため、誤ってコメントに使用してしまった…という失敗は極めて少ないかもしれませんね。
忌み言葉②別れを連想させる言葉
「結婚」と対極にある「離婚」という言葉も、不幸を連想させる言葉同様に最大級の忌み言葉です。離婚そのものを想起させる言葉をそのまま結婚式ムービーのコメントに使用する方はまずいないと思いますが、別れを連想させる言葉は意外に多いもの。他の意味として使用してしまう可能性もあるため、どのようなものがあるか確認しておきましょう。
忌み言葉③再婚を連想させる言葉(重ね言葉)
数あるお祝い事のなかでも結婚式というのは特別で、1度きりのものであるのが望ましい(一般的には)とされています。そのため、再婚を連想させるような重ね言葉は忌み言葉として敬遠されています。ですが、なかにはポジティブな印象を与える重ね言葉もあるため、言葉そのものだけで判断するのではなく文章全体の意味をとらえて判断することが大切です。

日々、ますます、いよいよ、どんどん、徐々に、だんだん…など、前向きな意味合いで使用していることが前後の文脈から伝わるのなら、重ね言葉であってもあまり気にしなくて大丈夫です。
忌み言葉④ネガティブな意味の言葉
一般的にマイナスイメージをもたれているようなネガティブな意味の言葉は、必ずしも使用NGというわけではありませんが、目にしたときに暗い気持ちになったり不快に感じたりする言葉はできるだけ使用しないほうがいいかもしれません。ポジティブな表現に変換するなど言い回しに気をつけましょう。
句読点
日本語の文章には当たり前に使われている句読点(「、」や「。」)ですが、これらは区切りや終止符を意味するとみなされるため、結婚式というお祝い事の席では避けるようにするのが一般的です。
文章中に読点「、」がないと読みづらかったり意味が通じにくかったりする場合は、スペースを挿入するようにしましょう。その際、全角スペースよりも半角スペースのほうが違和感がなくバランスよくまとまるのでおすすめです。

ムービーのコメントには文字数の制限があるため、句読点をなくすことで文字数に少し余裕ができるのもメリットです!
その他、結婚式にふさわしくない言葉
忌み言葉のほかにも結婚式というフォーマルなシーンにはふさわしくない言葉があります。場を盛り上げたいという気持ちからウケを狙って過激な表現を使ってしまうのかもしれませんが、当人同士が面白いと感じていてもゲストが同じように感じる可能性は低いため控えるのが正解です。常識的に考えて不快に感じる言葉や話題は出さないようにしましょう。
忌み言葉・ネガティブワードの言い換えまとめ

忌み言葉やネガティブワードは言い換えることで結婚式ムービーのコメントとして使用できるようになる場合があります。どのような使い方をすれば結婚式という場にふさわしい言葉になるのか、忌み言葉・ネガティブワードの言い換え例をまとめてみました。
例えば「忙しい」など「忌み字」と呼ばれる漢字(この例では「亡」)を含む言葉は、ひらがな・カタカナに書き換えて表記するのも良い解決策です。「お忙しいところ」→「おいそがしいところ」と書き換えるだけで目にしたときの印象も柔らかくなります。
忌み言葉は意識しすぎてもNG!想いをしっかり伝えることが大切

忌み言葉やネガティブワードは想像以上にたくさんあるため、これらの言葉にあまりにもとらわれすぎてしまうと「コメントが考えられない…!」という事態に陥ってしまうことも。ですが、昨今は忌み言葉自体を知らない世代が増えてきたこともあり、これらの言葉に対して寛容になりつつあるのが実際のところです。
「不幸」や「別れ」を連想させる忌み言葉については最低限マナーとして押さえておくべきですが、コメントが考えられないと悩むほど神経質にならなくても大丈夫。言い回しや表現を気にしすぎて伝えたいことが伝わらなくなってしまうほうが残念なので、基本を押さえたら意識しすぎずリラックスして考えてみてくださいね!



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