何かとやることが多くてバタバタしがちな結婚式準備。
結婚式の演出として結婚式ムービーを実施する新郎新婦さまは年々増加傾向にありますが、結婚式準備に大忙しの状況の中で結婚式ムービーの制作は後回しにされがちです。
その証拠に、結婚式ムービーを自作したけれど制作スタートが遅かったため完成がギリギリになってしまったという話や、自作していたけれど式場への提出期限に間に合わないため急きょ納期が早い業者に外注することになってしまったという話をよく耳にします。
これらはすべて制作スケジュールに余裕がなかったからかもしれません。
そこでこの記事では、結婚式ムービーの制作期間について具体的な目安や理想の制作スケジュールをお伝えします。
自作をする場合はいつからスタートすればいいか、業者に外注する場合はいつまでに依頼すればいいか確認していきましょう!
この記事で分かること
- 結婚式ムービー制作の大まかな流れ
- 結婚式ムービー制作期間の具体的な目安
- 結婚式ムービーの理想的な制作スケジュール
まずは結婚式ムービー制作の流れを確認しよう

結婚式ムービーを制作する方法は主に以下の3パターンです。
- 結婚式場に依頼する
- 自作する
- 業者に外注する
どの方法で制作するかによって結婚式ムービーの制作期間は変わってきます。
ですが、軸となる制作の流れはどの制作方法でもほとんど同じなので、まずは結婚式ムービー制作の大まかな流れを確認しておきましょう。
①結婚式ムービーの種類を決める
結婚式ムービーは上映するタイミングや目的によっていくつか種類があり、代表的なものとして以下の3種類が挙げられます。
- オープニングムービー
- プロフィールムービー
- エンディングムービー(エンドロール)
まずは、どの種類の結婚式ムービーを上映したいか、何種類上映したいかなどを決めましょう。
当然ですが、制作する結婚式ムービーの種類が多ければ多いほど制作期間が長くなります。
②結婚式ムービーのイメージや方向性を決める
結婚式ムービーの種類が決まったら、具体的にどのようなムービーにするかイメージします。
どんなコンセプトでどのような雰囲気のムービーにするか、イメージや方向性を決めましょう。
YouTubeをはじめとする動画サイトなど、ネットで結婚式ムービーの動画をたくさん見れば見るほどイメージが固まり、制作がスムーズになります。
以下、【結婚式ムービーcouleur】のサンプルムービー一例です。
結婚式オープニングムービー03(バラ)
結婚式プロフィールムービー04(グリッド)
③結婚式ムービーに使用するBGMを決める
結婚式ムービーのイメージや方向性が決まったら、ムービーのコンセプトや雰囲気に合ったBGMを決めます。
オープニングムービーでは1曲、プロフィールムービーでは多くても3曲までが一般的です。
BGMは結婚式ムービー全体の印象を作る大事な素材なので、じっくり時間をかけて選びましょう。
BGMとして使用する音楽が著作権フリー楽曲でない場合には、著作権(複製権)の利用申請を行わなければなりません。
その場合、式場や映像制作会社にISUM申請を代行してもらう必要があるので注意が必要です。
④結婚式ムービーに使用する写真を選ぶ
テンプレートを使用して自作する場合や業者に外注する場合、結婚式ムービーの制作自体にはそれほど時間がかからないことが多いですが、思ったよりも時間がかかってしまうのが結婚式ムービーに使用する写真選びです。
前撮りを行ってたくさんの写真データがある場合は、それらの中から使いたい写真を選択するのに時間がかかってしまうことも。
反対に、手持ちの写真が少ない場合は改めて写真撮影を行う必要が出てくることもあります。
プロフィールムービーに使用するため、幼少期や子ども時代の写真、家族の写真が必要な場合にも、実家に写真を取りに行ったり送ってもらったりする時間が必要です。
紙焼き写真をスキャンする作業も素材の準備期間に含めて考えておきましょう。
⑤結婚式ムービーに使用するコメントを決める
結婚式ムービーの種類や構成にもよりますが、写真の説明やメッセージなど、必要な箇所に使用するコメントを決める作業があります。
制作がスタートしてから、編集作業と同時進行で進めていくのもいいですが、結婚式場に依頼する場合や業者に外注する場合は写真と一緒にコメントの提出を求められることがほとんどなので、どんな内容のメッセージを伝えたいかあらかじめ考えておかなければなりません。
結婚式ムービーに使用するコメントには、「忌み言葉」と言って避けたほうがいい言葉があるので、この点も調べたり考えたりしながら決めていく必要があります。
また、句読点を使わないというルールや文字数の制限もあるため、伝えたいことをいかにコンパクトな表現で伝えるか、考える時間も必要です。
⑥結婚式ムービーを制作する
結婚式ムービーに使用するBGMや写真・コメントなどの素材がそろったら、いよいよ制作スタートです。
結婚式場に依頼する場合や業者に外注する場合はここからお任せすればOKですが、自作する場合はいよいよここからが本格的な作業になります。
すでに決めておいた結婚式ムービーのイメージや方向性に合った編集や演出ができるように、動画編集ソフト・アプリの特徴を調べて選ぶようにしましょう。
自作をするときにゼロからムービーを制作するか、テンプレートを使用して制作するかによっても制作期間は大きく変わってきます。
また、完成した結婚式ムービー式場に持ち込むため、DVDに焼く作業も必要です。
⑦結婚式ムービーを試写する
結婚式ムービーをDVDに焼く作業が終わったら、実際に結婚式場で試写を行います。
式場のスクリーンやプロジェクターで問題なく上映できるか、写真やコメントなどムービーの表示にトラブルはないか、きちんと確認を行いましょう。
万が一、ここで問題が発生した場合は、修正を行う必要が出てきます。
結婚式ムービーを自作する場合は、思いがけないトラブルが発生することもよくあるので、修正する時間が十分に取れるよう余裕をもって制作を行うことが大事です。
結婚式ムービー制作期間の具体的な目安について

結婚式ムービー制作の大まかな流れが分かったら、制作期間の具体的な目安について見ていきます。
どのような方法で制作するかによって制作期間に違いが出てくるので、それぞれの具体的な目安を確認しておきましょう。
結婚式場に依頼する場合の制作期間の目安
結婚式ムービーを結婚式場に依頼する場合、制作期間の目安を約1か月間とし、結婚式当日の1か月前までにムービーが完成していることを想定すると、結婚式当日の2か月前までには写真やコメントなどの素材を提出しておく必要があります。
式場によっては、エンディングムービーに結婚式当日に撮影した「撮って出し」の写真を使ってもらえることがあるので、当日まで完成とは言えない場合もありますが、上映できないなど大きなトラブルが発生しないので安心です。
自作する場合の制作期間の目安
結婚式ムービーを自作する場合、制作期間の目安はまさに新郎新婦さま次第になります。
ムービーのイメージや方向性を決めるところから始まり、動画編集ソフト・アプリを調べて選択、操作方法の習得など、想像以上に時間がかかると考えておいたほうがいいでしょう。
動画編集の経験があるかないか、ムービーに求めるクオリティによっても制作期間に違いが出てきます。
「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、新郎新婦さまが結婚式ムービーの自作にかかった平均期間は約7週間。
時間にすると「簡単なムービーにした」場合は平均32時間、「凝ったムービーを作った」場合は平均42時間となっているようです。
複数の結婚式ムービーを自作する場合は、さらに2~3倍の制作期間がかかると考えておいたほうがいいでしょう。
業者に外注する場合の制作期間の目安
結婚式ムービーを業者に外注する場合、制作期間の目安は業者によって大きく違います。
サンプルムービーを元に写真やコメントを差し替えて制作する方法をとっている業者なら、制作期間の目安は約1か月間。
完全オリジナルで制作する方法をとっている業者なら、制作期間の目安は約3か月間と考えておけばいいでしょう。
いずれの場合も、オプション料金でお急ぎ納品や特急プランなど、納期を早めてもらえるサービスがあることがほとんどです。
ですが、修正にかけられる時間が十分に取れなかったり、万が一トラブルが発生した場合に対応が難しくなったりなどのリスクもあります。
もちろん追加料金も発生してしまうため、あくまでも保険として考えておくほうが安心です。
結婚式ムービーの理想的な制作スケジュールは?

結婚式ムービーを結婚式場に依頼する場合は、ウェディングプランナーさんが段取りをしっかり行い余裕をもって案内してくれるので、完成がギリギリになってしまったり間に合わないと焦ったりするような事態にはならないでしょう。
結婚式ムービーの制作スケジュールについて気をつけなければならないのは、自作する場合と業者に外注する場合です。
それぞれどのように制作を進めていけばいいか、理想的な制作スケジュールを確認しましょう。
自作する場合はいつからスタートする?
結婚式ムービーを自作する場合、いつからスタートすれば余裕をもって制作できるかですが、結婚式の6か月前に制作スタート、遅くても3か月前には始められるようにするのがおすすめです。
理想的な制作スケジュールは以下を参考にしてみてください。
- ~結婚式6か月前:結婚式ムービーのイメージや方向性を決める
- ~結婚式5か月前:BGMや写真・コメントなどの素材を決める
- ~結婚式4か月前:編集作業を行う
- ~結婚式1か月前:結婚式場で試写を行う
結婚式当日までの1か月間は、修正が必要になったりトラブルが発生したりした場合の保険期間として設定しておきます。
自作している途中でやっぱり制作が難しいと感じることや、式場への持ち込み期限までギリギリで間に合わないというときは、気持ちを切り替えて業者に外注するというのもひとつの方法です。
このような可能性があることも考えて、十分な余裕をもって制作スケジュールを組み立てるようにしましょう。
業者に外注する場合はいつまでに依頼する?
結婚式ムービーを業者に外注する場合、いつまでに依頼すれば受け付けてもらえるか、自作をすることに決めた新郎新婦さまも万が一の場合を考えて確認しておくことが大事です。
以下、納期を早めてもらえるサービスがある業者をご紹介します!
WEDDINGWISH

WEDDINGWISHは、スマホで写真やコメントを提出して30分で受け付けが完了する結婚式ムービー制作業者です。
通常の制作期間は21日間ですが、素材提出後から最短6日間で制作してもらうことができます。
ナナイロウェディング

ナナイロウエディングは、状況に合わせて2種類の特急プランが選べる結婚式ムービー制作業者です。
素材提出後から最短10営業日で制作してもらえる「10営業日プラン」と、最短5営業日で制作してもらえる「5営業日プラン」があります。
ココナラ

ココナラには、結婚式ムービーを格安で制作可能な個人クリエイターが多数在籍しています。
最短で3日以内に制作してもらえる出品サービスもあり、制作期間でお悩みの新郎新婦さまにとって心強いスキルマーケットです。

【結婚式ムービーcouleur】の動画クリエイターInomata Hotaruも個人クリエイターとしてココナラにサービスを出品しているので、良かったらチェックしてみてくださいね!
結婚式ムービーの制作スケジュールは余裕をもって組み立てよう

結婚式ムービーの制作スケジュールを組み立てる場合は、制作自体にかかる期間だけではなく、素材の準備にかかる期間も含めて考えなければなりません。
何度も繰り返しになりますが、時間に余裕をもって制作を進めることが何より大切です。
結婚式ムービーを自作する場合も、もしもの場合を考えてあらかじめ外注する業者をいくつか検討しておくことをおすすめします。
ぜひこの記事を参考にして、心から満足できる結婚式ムービーを制作してくださいね!
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