
結婚式ムービーを式場に持ち込みたいと相談したところ、持ち込み料や設備の使用料が必要になると言われました。
そのほか式場に確認しておくべきことがあれば教えてください!
結婚式ムービーを式場に依頼する場合は、ウェディングプランナーさんに段取りをある程度お任せすることができるので安心です。
一方、業者に外注したり自作したりなど、新郎新婦さま自身で結婚式ムービーを準備して式場に持ち込みたい場合にはいくつか注意点があります。
この記事では、結婚式ムービーを式場に持ち込みたい場合の注意点や制作前に確認しておくべきことについてお伝えします!
この記事で分かること
- 結婚式ムービーを式場に持ち込みたい場合の注意点
- 結婚式ムービーの制作前に確認しておくべきこと
結婚式ムービーを式場に持ち込みたい!という前に…

結婚式ムービーを式場に持ち込みたい!という前に、そもそも結婚式を挙げる式場が結婚式ムービーの持ち込みを受け付けているかどうか、確認しておく必要があります。
そもそも結婚式ムービーの持ち込みはOK?
式場によっては結婚式ムービーの持ち込みを受け付けていないところもあり、結婚式ムービーを上映したい場合は式場に依頼するしかないという場合も。
また、持ち込みがOKの場合でも別途持ち込み料や設備使用料が発生することがあるので注意が必要です。
結婚式ムービーの持ち込み料や設備使用料とは?
持ち込み料とは、結婚式ムービーの持ち込みにかかる費用のことをいい、DVDやBlu-rayディスクを式場に持ち込むこと自体に費用が発生する場合があります。
そのほかには、スクリーンやプロジェクターなど、結婚式ムービーを上映するための設備使用にかかる費用があります。
万が一、結婚式ムービーを上映する設備がない場合は、機材のレンタルや設置に費用がかかってしまうことも。
結婚式ムービーを持ち込みたい場合は、何に対してどれくらい費用が発生するのか、あらかじめ確認しておくようにしましょう!
以下、持ち込み料や設備使用料の一般的な相場です。

特にスクリーンやプロジェクターの設備使用料については後からトラブルになりやすい部分でもあるので、結婚式ムービーを持ち込みたい場合はウェディングプランナーさんにしっかり伝えておくことが大切です。
結婚式ムービーの持ち込みがOKだと分かったら…

式場が結婚式ムービーの持ち込みを受け付けていて、新郎新婦さま自身が結婚式ムービーを準備することに決めたら、つぎは式場に提出する期限を確認し、具体的な制作スケジュールを立てていきます。
ここで大事なことは、時間に余裕をもって制作スケジュールを立てるということです。
結婚式ムービーの制作には想像以上に時間がかかります。
特にゼロから制作するという自作派の新郎新婦さまの場合は、余裕をもって制作を進めないと式場への提出がギリギリになってしまったり、間に合わない!と焦ってしまったりすることにもつながるので注意が必要です。
また、結婚式ムービーの持ち込み後は式場で実際に試写を行い、上映に問題がないかチェックを行う必要があります。
結婚式ムービーを新郎新婦さま自身が準備する場合、まれに上映できないなどのトラブルが発生する場合があるからです。
結婚式が直前に迫っている状況での上映トラブルは致命傷になりかねません。
このような事態を避けるためにも余裕をもって制作スケジュールを立て、上映に問題があった場合は修正ができるよう十分な時間を確保しておきましょう!
結婚式ムービーの制作をスタートする前に…

結婚式ムービーの持ち込みについて提出期限を確認し、具体的な制作スケジュールを立てたら、いよいよ制作スタート!となるわけですが、ここでもまだ注意点があります。
結婚式ムービーの規格や仕様についての注意点
まずは、結婚式ムービーの規格や仕様についての注意点です。
結婚式ムービーの上映には式場ごとに規格や仕様が決まっていて、それらに対応していないものは上映時にトラブルが発生したり、最悪の場合、再生すらできない事態に陥る可能性があります。
新郎新婦さま自身で結婚式ムービーを準備して式場に持ち込みたいという場合には、式場側からマニュアルや注意事項をもらうことも多いので、規格や仕様についてしっかり確認するようにしてください。
結婚式ムービーの上映時間の目安について
結婚式ムービーには上映するタイミングや目的によっていくつか種類があり、それぞれ上映時間の目安がある程度決められている場合がほとんどです。
結婚式ムービーを制作する前にどれくらいの上映時間にするべきか、ウェディングプランナーさんに確認しておきましょう。
結婚式ムービーの画面比率(アスペクト比)について
結婚式ムービーを上映するスクリーンの画面比率(アスペクト比)は式場によって違います。
そのため、16:9で制作するのか、4:3で制作するのか、画面比率(アスペクト比)を確認しておく必要があります。

16:9のムービーであれば4:3のスクリーンでも違和感なく映すことができます。
結婚式後にテレビで視聴することも考えると、互換性の高い16:9の画面比率(アスペクト比)で制作するのがおすすめです。
結婚式ムービー前後の黒い画面(ブランク)について
結婚式ムービーの始まりと終わりには、それぞれ無音の黒い画面(ブランク)を5秒程度入れておくのが一般的です。
始まりに黒い画面を入れることで、これから上映をスタートするという合図になり、ゲストに視聴する態勢を整えてもらうことができます。
また、メニュー画面なしのDVDの場合、DVDをプレーヤーに入れた途端に再生がスタートしてしまうため、黒い画面の位置で一時停止をすることで再生のタイミングを合わせることが可能です。
それから、終わりに黒い画面を入れることで上映後に余韻を残すことができ、また最初からリピート再生されてしまうなどのミスを防ぐことができます。
結婚式ムービーのBGMの有無について
結婚式ムービーにはBGMが必要になりますが、式場によっては音楽の著作権の関係で無音で制作することを求められる場合があります。
その場合、BGMを付けず無音で制作した結婚式ムービーに合わせてCDを再生するという上映方法になるため、BGMの有無についても確認しておきましょう。
結婚式ムービーの持ち込み形式についての注意点
つぎに、結婚式ムービーの持ち込み形式についての注意点です。
式場が指定する規格や仕様に合わせて結婚式ムービーを制作しても、書き出しをする媒体や形式など、式場への持ち込み形式に間違いがあると再生することができません。
そのため、結婚式ムービーの持ち込み形式についてもしっかり確認するようにしてください。
書き出し媒体(DVDかBlu-rayディスクか)について
結婚式ムービーを式場に持ち込む場合は、DVDやBlu-rayディスクなどにデータを書き出して提出するのが一般的です。
高画質なのは言うまでもなくBlu-rayディスクのほうですが、まだ対応していないという式場も多く、DVDのみ対応可能という場合がほとんどなので注意が必要です。
書き出し形式について
動画編集ソフト・アプリで制作したデータ(〇〇.mp4など)をそのままの状態でDVDに書き出しても、プレーヤーが正しく読み込むことができないため再生できません。
再生するためにはDVD-Video形式(○○.mpg)に変換してからDVDに書き出しをする必要があります。
式場からはDVD-RディスクにDVD-Video形式で書き出したものを指定されることが一般的です。
DVDの枚数について
オープニングムービー、プロフィールムービー、エンディングムービーなど、複数の結婚式ムービーの持ち込みを予定している場合、1枚のDVDにすべてのムービーをまとめるか、それぞれのムービーごとに1枚ずつDVDを分けるか、迷ってしまう新郎新婦さまもいると思います。
一番シンプルでトラブルが起こりにくいのは、それぞれのムービーごとに1枚ずつDVDを分ける方法です。
複数のDVDを持ち込む場合は取り違えが起こらないようにするため、どのディスクにどの種類のムービーが収録されているか、しっかり記載しておきましょう。
メニュー画面について
DVDにデータの書き出しを行う際、チャプターメニューを設定できますが、1枚のDVDにつき1種類のムービーしか収録しないことが前提なのでメニュー画面は必要ありません。
チャプターメニューを設定してしまうと、スクリーンにメニュー画面が表示されてしまうというミスにつながる可能性があるので注意してください。
上映する場面でDVDをプレーヤーに入れたらすぐに再生され、終わったら停止するという分かりやすい状態であることが求められるため、DVDもシンプルな状態にしておきましょう。
データでの持ち込みについて
最近では、スマホの動画編集アプリで結婚式ムービーを自作する新郎新婦さまも増えています。
それと同時に増えているのが、アプリで自作した結婚式ムービーのデータを式場に提出して断られたというトラブルです。
結婚式ムービーをDVDなどに書き出しせず、データとして持ち込むことを予定している場合は、式場がデータでの持ち込みを受け入れているかどうかを必ず確認しておきましょう。
音楽や画像・映像の著作権についての注意点
最後は、結婚式ムービーを自作するときに特に気をつけておきたい著作権についての注意点です。
知らないうちに著作権侵害というトラブルを起こしてしまわないように注意してください。
音楽の著作権について
結婚式ムービー制作に関連する著作権のなかで最も多く話題に上るのが、音楽の著作権についてです。
結婚式ムービーのBGMとして使用する音楽が著作権フリーのものであれば問題ありませんが、好きなアーティストの曲など市販の音楽を使用する場合は複製権の利用申請が必要になります。
複製権の利用申請は、著作権の管理団体であるISUM(アイサム)を通して行いますが、新郎新婦さま個人ではISUMに直接申請を行うことができません。
そのため、式場や映像制作会社などの登録事業者にISUM申請を代行してもらう必要があります。
画像・映像の著作権について
映画やドラマ、アニメのワンシーン、テレビ番組やCMなど、有名な映像のパロディ動画を結婚式ムービーとして制作したいという新郎新婦さまも多いですが、音楽と同じように画像や映像にも著作権があるので注意が必要です。
例えば、ディズニーやジブリの画像・映像をそのまま転用するのは著作権侵害に該当します。
同じように芸能人や有名人の画像・映像も肖像権の問題があるため、基本的に使用NGです。

一生に一度の晴れ舞台で著作権侵害となるトラブルは避けたいもの。
常識的な式場では上映不可になるので注意しましょう!
結婚式ムービーを式場に持ち込みたい場合は注意点をしっかり確認して!

ここまで、結婚式ムービーを式場に持ち込む場合の注意点や制作前に確認しておくべきことをお伝えしてきました。
特に新郎新婦さま自身で結婚式ムービーを自作する場合は、規格や仕様、持ち込み形式について入念なチェックが必要です。
結婚式ムービーの制作自体、初めての経験で分からないことが多く不安に感じることもあるかと思います。
この記事でお伝えした注意点をしっかり確認しながら作業を進めてみてくださいね!
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